2009年7月31日金曜日

針がなくても良いじゃない

梅雨明け間近と言ってから1週間以上は経ったが、未だに梅雨は居座り、微妙なお天気が続いている。
昨日は湿度も低くて、夜も涼しく、過ごし易かった。
明るい日差しだけど、木陰に入ると涼しい日がこないものか。


私は天の邪鬼ではないと思っているが、みんなが良い良いと言っても、いまいち感化されないところがある。
と言っても、別に奇抜な格好をしている訳でもないが、流行っているから何でもという考えはない。
流行っていなくても、面白いアイディアで工夫がされているものには興味があり、見てしまうと、どうしても欲しくなる。

良い例が腕時計だ。
私の腕時計を見たら、皆きょとんとした顔をする。パッと一瞬見たぐらいなら気付かないことが多いけれども、じっくり見ると時計にあるべき一番大事な物がない。


時計の針がないのである。


といっても、デジタルウォッチではないアナログ時計だ。
針がなければ、どうして時間が分かるかというと、短針の代わりに金属のボールがインデックスの盤面の上を転がっていて、そのボールの位置がどこにあるかを見て時間を知る訳だ。
長針や秒針はないから、きっちりした時間は分からない。切りの良い12時調度とかなら分かりやすいが、22分とか微妙な時間は正確には読み取りにくい。でもこれも慣れれば2分の誤差ぐらいで時間が分かる。
確かに電車の時刻や打合せの時間に遅れるのは良くないから正確な時間をしる必要があるように思えるが、遅れないことが重要であり間に合えば問題はない。
時計の針がないからきっちりした時間は分からないが、時計自体は正確に時を刻んでおり、誤った時間を表示している訳ではない。
逆に2分ぐらいの幅で正しい時間を読み取れないことを分かっているから、待ち合わせも電車も早めに行かないといけないので、遅れない訳だ。
だから、私の時計は針がなくても時計の役割を十分果たしていると思う。

でもやっぱり、この時計の楽しさは、針がないことを気付いた人のきょとんとした顔を見ることだ。
この時計をしてから結構経つが、まだ今でもたまにきょとんとした顔をする人がいる。

因みに、このボールは盤面の裏にマグネットが付いた短針があり、磁力でくっついている。だから、時計を軽く指で弾くとボールは盤面から離れ自由に転がる。自由に転がるボールは、現在の時刻のそばに近付くとマグネットに吸い寄せられ、プルプルっと震えて盤面に吸い付く。
見ていても楽しいし、静かなところだとチリンチリン鳴って猫の鈴みたいで心地良い。

ゆったりと時間が流れるように思えるユニークな時計が私のお気に入りだ。
このアバウトな時間を教えてくれる時計は、厳格なイメージのあるドイツ人のデザイナーが考えたABACUSという腕時計だ。


やっぱり俺は天の邪鬼かも。


∧-∧
(=^・^=)kinop

2009年7月30日木曜日

巣立ち

例のツバメの巣だが、昨日ブログしたように雛たちは、皆巣立っていった。
空っぽの巣だけが残っている。
これから夏を日本で過ごし、秋には台湾やフィリピンの方に旅するのだろう。

昨日は、パートナーのSEさんの送別会だった。いろんなパートナー会社のSEさんも出席し、30人弱集まった賑やかな送別会だった。
毎度のことだが、送別会といっても、しんみりとなることもなく、馬鹿話をして大盛り上がり。
次にどこで働くのかは、まだはっきりしていないそうだが、体に気をつけてほしい。

送別会で気付いたが、私も周りを見るとパートナー会社のSEさんも含めて上から3番目の年齢になっている。会社のメンバーの中では一番のおっさんだ。
息子と同い年の新人も入り、間違いなく正真正銘のおっさんになったが、30歳ぐらいからちっとも変わっていない気がする。
そういう訳で、最近は締めの挨拶をしろと言われることもたまにあるが、元々締めたくない人なので、皆の反応を見ながら、皆と馬鹿話をしているようになって、ちっとも締まらない。自分でも締める気がないから挨拶というより、楽しんでしまう訳だ。
という訳で、言いたいことを言いたいだけ言って、最後は我が職場のアバレッドに乾杯をふって、お開きとなった。

いずれまた一緒に仕事をすることもあるだろうし、しんみりする必要もない。
願うことは、体だけは気を付けてほしいということだけだ。


結局、昨日もアラフォーならぬアラフィフティとしては、もうちょい落ち着かないといけないのかなと思いつつ、まだまだ変われそうにはないことを実感した。
まあ、いいか。

∧-∧
(=^・^=)kinop

2009年7月29日水曜日

偏愛?

今朝も曇り空。日も差してはいるが、蒸し暑くすっきりとしない空模様だ。

ツバメの巣は、雛が3羽になった。雛というにも大分と大きくなって親と同じ大きさだ。きっと一足先に巣立ったのだろう。
毎朝、雛の様子を観るのが日課になっているので、観れなくなると少し寂しい。


会社の社内のイントラネットサイト上に個々人のHPが開設されており、今年度の意気込みや目標を掲載するようになっているが、今年度は、それに加えて偏愛マップを掲載するように指示があった。偏愛マップとは名前が冬彦さんぽい(古っ)が、誰しもある特定のものを偏って愛しているから、それを皆に紹介するためのマップが偏愛マップということだ。
とは、言っても変態的な趣味を紹介する訳ではなく、個人的に好きなものを掲載する訳で、コミュニケーションの向上に役立てようという訳だ。

とはいうものの会社の小さなスペースのHPでは紹介仕切れることは難しいので、ほんの一部を掲載した。何せ1MB程度という制約があるから致し方ない。

で、私の場合は5つにジャンルを絞った。映画、音楽、カリグラフィ、懐かしいもの、TORAの5つだ。
映画は数え切れないほど好きな映画もあるし、好きなスターもそれこそ星の数ほどいる。音楽もやはり好きな曲はやまほどあるし、絞り込むのも困難だ。そこで映画は画面上に表示してどうにか見えるサイズでタイルのように画像を貼り付けた。ヘップバーンもマックイーンも親指で隠れてしまう。
音楽もアルバムのジャケットを同じように貼り付けたが、邪魔くさくなってほんの一部だけを貼り付けた。
レニー・クラビッツ、KISS、ロバータ・フラック、エリック・クラプトン、カーペンターズ、ビージーズ、クリスティーナ・アギレラ、シェリル・クロウ、レイ・チャールズ、ミシェル・ポルナレフ、STYXなどなど、ジャンルも年代も関係なく、頭に浮かんだジャケットを貼り付けた。
これに邦楽まで入れると訳が分からなくなるので、洋楽に絞った。本当はロバータ・フラックとレイ・チャールズの間に北島三郎を挟みたいけれど、我慢した。

と、なんやかんやと貼り付けたらマップがでかくなってしまうのでフラッシュのコンテンツにして1MBに抑えた。
そもそも、「好き」ということ自体が、偏愛である。普通の状態より見ていて心地良いとか、興味があるみたいな状態が、「好き」だから偏っていて当たり前である。いっぱい乗物があってもスーパーカーが好きな人、バイクが好きな人、チャリンコが好きな人、中にはバキュームカーが好きな人もいて、人それぞれ好き嫌いは何かに偏っている。
だからネーミングはいまいちだと思うが、いざ好きなものを上げろと言われても中々まとまらないものだ。
真剣に考えたら広辞苑サイズでも収まらないだろう。
TORAの好きなところだけを上げても沢山あるだろう。顎の下のふわふわとしたところ、イライラした時にピッピッと振る尻尾、眠そうな顔、首を傾げてする不思議そうな表情などなど、切りがない。
息子を偏愛するというと変に聞こえるが、他人の子供より自分の息子に愛情があるのは当たり前だ。


愚痴じゃないけど、偏愛とは変な言葉だなあ。


∧-∧
(=^・^=)kinop

2009年7月28日火曜日

ゴールドスミス

今朝もどんより曇り空。
梅雨も後半になってから本格的になったようだ。

昨日は、エンニオ・モリコーネの音楽を聴きながら出勤したが、今日はジェリー・ゴールドスミスのフィルム・スコアを聴きながら出勤している。
ジェリー・ゴールドスミスは、生涯で170本以上の映画作品を手掛けた大作曲家である。
『猿の惑星』、『パピヨン』、『エイリアン』、『スタートレック』など数多くの作品に音楽を提供し、アカデミー賞には18回ノミネートされ、『オーメン』では受賞もしている。エミー賞でも5回受賞しており、長い期間に渡って年間6本のペースで作曲した。
『オーメン』のような恐怖を煽る旋律から『スタートレック』のような爽快感とスケール感にあふれた迫力のある曲まで、あらゆるジャンルの映画に素晴らしい音楽を提供した。
モリコーネも凄かったが、ゴールドスミスも半端じゃない。


『ブルー・マックス 』The Blue Max(1966年)
『電撃フリント/GO!GO作戦』Our Man Flint(1966年)
『猿の惑星』Planet of the Apes(1968年)
『パットン大戦車軍団』Patton(1970年)
『トラ・トラ・トラ!』TORA!TORA!TORA!(1970年)
『パピヨン』Papillon(1973年)
『チャイナタウン』Chinatown(1974年)
『風とライオン』The Wind and the Lion(1975年)
『オーメン』The Omen(1976年)
『ブラジルから来た少年』The Boys from Brazil(1978年)
『カプリコン・1』Capricorn One(1978年)
『エイリアン』Alien(1979年)
『大列車強盗』The First Great Train Robbery(1979年)
『アウトランド』Outland(1981年)
『スタートレック』Star Trek: The Motion Picture(1979年)
『ランボー』First Blood(1982年)
『ポルターガイスト』Poltergeist(1982年)
『トワイライトゾーン/超次元の体験』Twilight Zone The Movie(1983年)
『サイコ2』Psycho II(1983年)
『グレムリン』Gremlins(1984年)
『スーパーガール』Supergirl(1984年)
『スティーブ・マーティンのロンリー・ガイ』 The Lonely Guy(1984年)
『レジェンド / 光と闇の伝説』Legend(1985年)
『ロマンシング・アドベンチャー キング・ソロモンの秘宝』King Solomon's Mines
(1985年)
『ランボー/怒りの脱出』Rambo: First Blood Part II(1985年)
『ライオンハート』Lionheart (1987年)
『ランボー3/怒りのアフガン』Rambo III(1988年)
『リバイアサン』Leviathan(1989年)
『スタートレックV 新たなる未知へ』Star Trek V: The Final Frontier(1989年)
『トータル・リコール』Total Recall(1990年)
『グレムリン2 新・種・誕・生』Gremlins 2: The New Batch(1990年)
『ロシア・ハウス』The Russia House(1990年)
『氷の微笑』Basic Instinct (1992年)
『ミスター・ベースボール』"Mr. Baseball"(1992年)
『ルディ/涙のウイニング・ラン』Rudy(1993年)
『スタートレック ファーストコンタクト』Star Trek: First Contact(1996年)
『L.A.コンフィデンシャル』L.A. Confidential(1997年)
『エアフォース・ワン』Air Force One(1997年)
『ムーラン』Mulan(1998年)
『スタートレック 叛乱』Star Trek: Insurrection(1998年)
『スモール・ソルジャーズ』Small Soldiers(1998年)
『追跡者』U.S. Marshals(1998年)
『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』The Mummy(1999年)
『13ウォーリアーズ』The 13th Warrior(1999年)
『インビジブル』Hollow Man(2000年)
『ネメシス/S.T.X』Star Trek: Nemesis(2002年)
『ルーニー・テューンズ バック・イン・アクション』Looney Tunes: Back in Action(2003年)


ランボーでも大統領でも掛かってこい、という感じだ。
最初にゴールドスミスの名前を知ったのは、親父に連れて行ってもらった『パピヨン』だ。『パピヨン』は、フランスから南米ガイアナに送られた囚人パピヨンの話で、幾度となく命懸けの脱走を試みては捕まってしまう主人公をスティーブ・マックイーンが迫真の演技で演じた。
共演したダスティン・ホフマンとともに今までのイメージと全く違うリアルさで、過酷な囚人環境と脱走のサスペンスを観客に伝えた意欲作だ。
それに楽曲を提供したのが、ゴールドスミスである。
美しい耳に残るメロディーが場面に応じてアレンジされて使われ、パピヨンのイメージがイコール ゴールドスミスの曲という感じだ。
映画のパンフレットを見て、ゴールドスミスの名前を知ったが、それ以来何度も彼の名前を目にし、何度も彼の素晴らしい音楽に感動させられた。
美しい旋律も、恐怖感溢れる旋律も、エアフォース・ワンのような迫力溢れる音楽も全て高いレベルで映画を盛り上げている。
スタートレックは特に有名だと思うが、宇宙空間をエンタープライズ号が航行する壮大さを迫力満点の音楽で表現していた。
ゴールドスミスの曲なくしては、スタートレックの魅力も大きく損なわれるだろう。


日本にも1998年と2000年に来日し、神奈川フィルを指揮しコンサートを行っている。
来日した際のイベントでの会話やコンサートの様子をネット上で目にしたが、温厚で謙虚な人柄は、170本もの映画を手掛けた大作曲家とは思えない気さくさである。コンサートではアンコールが鳴りやまず、追加でメドレーを演奏したが、それでも治まらなかったので、最後は彼が舞台から観客に謝ったそうだ。
彼は、素晴らしい演奏を賞賛された時も、自分は指揮をとっているだけで、素晴らしいのはオーケストラの皆さんだとも言ったそうだ。

2003年に予定されていた三度目の来日は、体調不良のために実現せず、代わりに彼の友人のチャールズ・フォックスが指揮をとった。会場で流されたゴールドスミスのビデオメッセージにファンも次の来日を期待したが、2004年7月21日の早朝、ロサンゼルスの自宅にて肝臓癌で息を引き取った。享年75歳であった。

彼が亡くなったことは本当に残念だが、彼が多くの作品を手掛けてくれたので、彼が関わった映画を観る度に彼を思い出し、感動させてくれるだろう。


ジェリー・ゴールドスミスは、本当に素晴らしい映画作曲家だった。

2009年7月27日月曜日

モリコーネ

雨雲が空いっぱいに広がっている。
週末から雨がよく降っていて、梅雨はいつ開けるのかと思うお天気だ。

例の駅のホームに作られたツバメの巣だが、今朝駅に行くと巣の下に注意書きのプレートが貼られていた。
「頭上注意 つばめの巣があります」
何となく嬉しい気分だ。
雛たちはすっかり大きくなって、親ツバメとさほど変わらない大きさで巣からはみ出しそうになっている。巣立ちも近そうだ。

今日は映画音楽の巨匠であるエンニオ・モリコーネの音楽を聴きながら出勤だ。モリコーネは、セルジオ・レオーネ監督のマカロニウエスタンの音楽で名を知られ、遺作となったワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカまで、その関係は続いた。
マカロニウエスタンだけにとどまらず、数多くの作品を手掛け、アカデミー賞においても何度となくノミネートされている。映画音楽の巨匠としては5本の指に入る大作曲家である。
ウイキペディアで調べた彼の作品を見れば、その凄さを実感する。


荒野の用心棒 A Fistful of Dollars (1964)
夕陽のガンマン Per qualche dollaro in piu (1965)
夕陽の用心棒 Una Pistola per Ringo (1965)
続・夕陽のガンマンIl Buono, il brutto, il cattivo (1966)
テオレマ Teorema (1968)
殺しが静かにやって来る Il Grande silenzio (1968)
ウエスタン Once Upon a Time in The West (1969)
シシリアン Le clan des siciliens (1969)
狼の挽歌 Citta violenta (1970)
デカメロン Il Decameron (1971)
わが青春のフロレンス Metello (1971)
夕陽のギャングたち A Fistful of Dynamite (1971)
殺人捜査 Investigation of a Citizen above Suspicion (1971)
進撃O号作戦 Che c'entriamo noi con la rivoluzione? (1973)
エスピオナージ Le Serpent (1973)
ペイネ 愛の世界旅行 Il Giro del mondo degli innamorati di Peynet (1974年)
アラビアンナイト Il foire delle mille e una notte (1974年)
ソドムの市 Salo o le 120 giornate di Sodoma(1975)
ミスター・ノーボディ My Name is Nobody (1975)
1900年 Novecento(1976)
オルカ Orca (1977)
エクソシスト2 Exorcist �: The Heretic (1977)
天国の日々 Days of Heaven (1978)
Mr.レディMr.マダム La Cage aux folles (1978)
華麗なる相続人 Bloodline (1979)
華麗なる女銀行家 La Banquiere (1980)
遊星からの物体X The Thing (1982)
ホワイト・ドッグ White Dog (1982)
サハラ Sahara (1983)
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ Once Upon a Time in America (1984年)
スキャンダル・愛の罠 La gabbia (1985)
レッドソニア(1985)
ミッション The Mission (1986)
アンタッチャブル The Untouchables (1987)
フランティック Frantic (1988)
ニュー・シネマ・パラダイス Nuovo cinema Paradiso (1988)
カジュアリティーズ Casualties of War (1989)
アタメ Atame! (1990)
みんな元気 Stanno tutti bene (1990)
ステート・オブ・グレース State of Grace (1990)
ハムレット Hamlet (1990)
夜ごとの夢/イタリア幻想譚 La Domenica specialmente (1991)
バグジー Bugsy (1991)
鯨の中のジョナ Jena che visse nella balena (1992)
ザ・シークレット・サービス In the Line of Fire (1993)
ウルフ Wolf (1994)
ディスクロージャー Disclosure (1994)
明日を夢見て L'Uomo delle stelle (1995)
ロリータ Lolita (1997)
Uターン U Turn (1997)
海の上のピアニスト La Leggenda del pianista sull'oceano (1998)
ブルワース Bulworth (1998)
オペラ座の怪人 Il Fantasma dell'opera (1998)
ミッション・トゥ・マーズ Mission to Mars (2000)
宮廷料理人ヴァテール Vatel (2000)
マレーナ Malena (2000)
リプリーズ・ゲーム Ripley's GameE (2002)
題名のない子守唄 La Sconosciuta (2006)


モリコーネは、ニュー・シネマ・パラダイスやアンタッチャブルのような大ヒットした作品の音楽だけでなく、SF作品やコメディでも活躍している。
ジョン・カーペンター監督の『遊星からの物体X』も彼の音楽だというのは知らない方も多いと思うが、ジャンルに拘らず、多くの楽曲を提供し続けている。
マカロニウエスタンの乾いた荒野に鳴る緊張感溢れるギターのメロディーからニューシネマパラダイスのようなロマンチックで繊細なメロディーまで、映画が引き立つ音楽はどういうものか知り尽くした大作曲家である。
映画音楽の大作曲家と呼ばれる人は、モリコーネのような姿勢で取組んでいる人が多いように思う。
スタートレックやパピヨンで知られるジェリー・ゴールドスミスもポルターガイストやロボコップなどジャンルを問わず、素晴らしい楽曲を提供している。言い方が悪いかも知れないが、映画よりも音楽の方が高いレベルになってしまうこともあり、少なからず映画のレベルを引き上げていた。

先に映画音楽で5本の指に入る大作曲家と言ったが、私ならこの巨匠達が頭に浮かぶ。

エンニオ・モリコーネ
ジョン・ウィリアムズ
ジェリー・ゴールドスミス
ヘンリー・マンシーニ
ジョン・バリー
フランシス・レイ

5本と言ったが、6本になってしまった。ちょっと大目に見てほしい。

ジョン・ウィリアムズは、『スターウォーズ』や『ジョーズ』、『スーパーマン』、『未知との遭遇』、『シンドラーのリスト』など多くの作品を手掛け、壮大・荘厳な音楽を聞かせてくれている。スピルバーグの作品の大半は彼の曲だ。

ヘンリー・マンシーニは、『シャレード』や『ティファニーで朝食を』のムーン・リバー、『ピンク・パンサー』のテーマ曲で有名だ。ロマンチックで華やかな楽曲が彼の魅力だ。

ジョン・バリーはなんといっても007シリーズの音楽だろう。007以外にも『野生のエルザ』や『ダンス・ウイズ・ウルブス』など多くの作品に関わっている。

最後にフランシス・レイたが、フランス映画と言えばこの人だろう。クロード・ルルーシュ監督との作品の数々は、フランス映画音楽の代名詞と呼んでもいいほどだ。『男と女』、『白い恋人たち』、『パリのめぐら逢い』などは定番中の定番だ。
フランシス・レイを上げると『シェルブールの雨傘』のミシェル・ルグランも素晴らしい作曲家だ。
やっぱり5本じゃなくて10本は要りそうだ。


んー、やっぱりモリコーネは良いなあ。

∧-∧
(=^・^=)kinop

2009年7月22日水曜日

皆既日食

今日は46年ぶりの皆既日食。

奄美大島、トカラ諸島から種子島の南端にかけて皆既日食が観れる。東京でも食度0.75の部分日食なので広範囲で欠け方の大きな日食が観測できる。
次に日本で皆既日食が観れるのは26年後だということで、今回のように6分程度という長い時間観測できる日食は123年後まで待たないといけない。だから、今回の日食は今世紀最長の日食なんだそうだ。
日食は、太陽の手前を月が横切る際に太陽が月に隠れ光が遮られ辺りが暗くなる現象であり、太陽の中心を横切るように見えることを皆既日食と言い、中心をそれると部分日食と言う。
皆既は、皆尽きるという意味だ。
皆既日食は、徐々に月が太陽を覆い始め、やがてぴったり太陽と重なり、また徐々に離れていく。地球から見た月の直径は時により異なるため、見た目の直径が太陽より月が小さい場合は金環食と言い、金の光の輪が観れる。


今は文明も発達し、理屈も分かっているから、すごいことではあるが、驚いたり怖がったりはしないが、大昔の人はさぞかし驚いたことだろう。
凶兆として良くないことが起こらないかと心配もしただろう。


1982年に惑星直列という太陽系の惑星が一列に並ぶという現象もあったが、実感もなく終わった。惑星直列も厳密に言うと一直線にきっちり並ぶ訳ではなくない、太陽から見て90度の範囲に並ぶことを言うそうだ。
偶然に惑星が一列に並ぶだけで意味がないように思うが、天体調査の面では大きなメリットがあるようだ。太陽系の中心から遠く離れた木星・土星・天王星・海王星を連続的に探査するのに理想的だったため、ボイジャーは1977年に打ち上げられ、惑星の撮影に成功したそうだ。


周期的な天体の移動が生む偶然の出来事と言ってしまえばそれまでだが、普段はちまちました俗事に追われているんだから、たまには壮大な宇宙に生きていることを実感するのも良いだろう。
生憎の空模様だが、辺りが薄暗くなるのが楽しみだ。


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(=^・^=)kinop

2009年7月21日火曜日

ツバメ

週明けから雨。
梅雨明け間近だが、相変わらずじとっとした鬱陶しいお天気だ。

今日はいつもより早めに駅に着いた。
始発電車を待つ人が、疎らにホームに並んでいたが、1か所だけ誰も並んでいない場所があった。ホームの中ほどの場所であり、誰かが並んでいてもいい場所に誰も並んでいない。
ちょい不思議に思ったが、その場所に近付いて、人が並ばない理由が分かった。

ホームには、白い斑模様。上を見上げるとツバメの巣があった。小さな体に大きな嘴の雛が、小さな巣の中で押し合いへし合い。
よく見ると4羽の雛がいた。
しばらくすると、中の1羽がクルッと白いお尻を巣の外に向けポトポトとうんちをした。
うんちが終わるとまた4羽は巣の外に向いて顔を並べ、親ツバメの帰りを待っていた。
なんとも可愛い光景で、見ていると心が和む。

しばらくすると、親ツバメがトンボを咥えて帰ってきた。
さっきまで静かだった雛たちは、みな小さな翼を目一杯に広げて、大きく口をあけピーピー鳴き出した。
右から2番目にいた雛がトンボを咥えたが羽が大きく中々飲み込めない。左の雛が、そのトンボを横からつつき、巣の中ではトンボの取り合いで大騒ぎだ。
もう1羽の親ツバメも戻り、餌を与え終わるのを見届けるとまた2羽で飛んで行った。

朝から理科の観察をしているような気分だ。
松井山手近辺にお住まいの皆さん。雛が巣立つまでのしばらくの間、1番ホームの6輛目付近は気をつけていただきたい。

毎年毎年、ツバメが現われ子育てをする光景を目にする。駅のような人の集まる場所は外敵から雛を守るのに適しているらしく、多くのツバメの巣がある。
鳩やカラスにとっては、住みづらいらしく、ほとんど目にしない。まさにツバメの楽園だ。

因みに、「燕」という字はツバメの姿を描いた象形文字で、下にある4つの点は二つに分かれた尾羽を表している。

もうすぐツバメも巣立ち、夏がくる。
ツバメたちは、日本で夏を過ごし、冬がくる前に旅立ち、台湾、フィリピン、ボルネオ島北部、マレー半島、ジャワ島などで冬を越す。

今日は朝からツバメのお陰で良い気分だ。

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(=^・^=)kinop

2009年7月15日水曜日

秘密結社・太騎士軍団

夏の朝という感じ。
日差しがきつい。
暑い!

会社には太騎士軍団というオヤジゲーマー達がいる。太騎士軍団とは、白騎士というPS3のゲームを楽しむアラフォー・メタボ・ゲーマー達の総称だ。
この白騎士は、ネットワークでパーティを組んで楽しむゲームらしく、太騎士軍団の面々が夜な夜なPS3の電源を入れて、SKYPEで通話しながらゲームに興じている。
太騎士軍団のメンバーは職場の仲間だけにとどまらず、ユーザさんのメンバーも入団している。
金曜日や土曜日ともなると夜遅くまで格闘しているらしい。
先日は、この秘密結社が梅田でオフ会を開いたとも聞く。

この太騎士軍団は、元はPSPのモンスター・ハンター・クラブの構成員で成り立っている。
会長はミスター・ポテチこと、マサ・T。副会長は阪南のジャイアンことタカ・N。この2人、顔を合わすといつも白騎士の話題だ。軍団の秘密の暗号で昨日のゲームの戦術や今後の計画を話あっている。横から聞いてもほとんど理解出来ない。あと何百回周らないとあーだこーだ、とか目を輝かせながら嬉嬉として話し合っている。

この二人が、昨日、有休で早退し、心斎橋に出掛けたらしい。目的は、iPhone3GSの購入だ。
当初はジャイアンが購入を検討していたが、それを見ていたミスター・ポテチが感化され、彼の敏感な物欲センサーが反応し、衝動買い回路が接続され、購入を決定した。
嬉しそうに帰った二人。
今日、どんな顔をして来るのか楽しみだ。きっとニヤけ顔で来るだろう。
二人は新しいガジェットを手に入れ、太騎士軍団の活動も更に活発になることが予想される。

会の活動に口を挟むつもりはないが、少し心配なのはミスター・ポテチの生活スタイルだ。メタボのアラフォーが深夜にポテチは命取りだ。せめて、ポテチはやめて、低カロリーの物に変えて欲しいものだ。
例えば、蒟蒻ゼリーとかは、どうだろうか。
ミスター・ポテチ改めミスター・ノンオイルとかミスター・低カロなんて良いと思うが。

という訳で、太騎士軍団の暗躍は今後も続くだろう。
恐るべし太騎士軍団。

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(=^・^=)kinop

2009年7月14日火曜日

虐待死という殺人

お日さんが、かーっ!
桂枝雀の落語の一節が頭に浮かぶように、朝からじりじりとした日差しがあたり、目茶苦茶に暑い。
雲も多いが、夏の日差しという感じである。

西淀川の幼児の虐待死の記憶もまだ新しいが、また虐待死の記事を目にした。
下は、産経新聞のホームページに掲載された記事だ。

2歳児をごみ箱に閉じ込め…監禁致死容疑で両親逮捕 警視庁
2009.7.10 12:11

 2歳の長男をごみ箱に長時間閉じ込めて窒息死させたとして、警視庁捜査1課は10日、監禁致死の疑いで、東京都練馬区高松の建築業、菅野美広(よしひろ)(34)と、妻の理香(34)の両被告=傷害罪で起訴=を逮捕した。同課は日常的に虐待していた疑いがあるとみている。

 逮捕容疑は昨年12月23日未明から午後4時ごろにかけて、自宅の和室にあった高さ80センチのごみ箱に、長男の優衣ちゃん=当時(2)=を入れたまま、ふたを閉めるなどして出られないようにして監禁、窒息死させたとしている。

 捜査1課によると、2人はごみ箱の中で騒いでいた優衣ちゃんが静かになっても、しばらく放置していたとみられる。

 美広容疑者が午後4時10分ごろに自ら119番通報。優衣ちゃんはその場で死亡が確認され、美広容疑者は当初、「朝は元気だったが、夕方に気が付いたら和室のごみ箱の中でぐったりしていた」などと説明していた。
 2人は今年4月、昨年12月中旬に数回にわたって優衣ちゃんをベッドに縛り付けて軽傷を負わせたとして、傷害容疑で逮捕、起訴されていた。
優衣ちゃんは、両親と姉2人の5人暮らしだった。


2歳の子供をゴミ箱に閉じ込め、窒息死させるような鬼畜の所業であっても、また今度も傷害致死で裁かれ、殺人には問われないだろう。
死んでいった女の子に何の罪があったというのか。
2歳といえば、本当に可愛い時期だ。両親の愛情に包まれ、いろんなものを見て、笑い、いろんな言葉も覚え、皆から可愛がられる時、この女の子は一番愛してくれるはずの両親から虐待を受けて、天国に召された。
可哀想という言葉だけでは表現出来ない哀れさを思うと、女の子を殺した両親に大きな怒りを感じる。
何故そんな残虐な行為が行えるのだろうか。可愛いはずの我が子を殺める理由なんて想像も出来ない。
彼らは、きっと子供を子供とは思ってもいなかったのだろう。自分の所有物という感覚で、何をしても良いと思っていたのではなかろうか。
鳴いてうるさいから、躾と称して暴行をする。愛情のかけらもない。

子供は親の所有物ではない。人間はこの世に生を受けた時から1個の存在であり、運命以外は生死を決められない。親は子供を大きな愛情で見守り、幸せを祈る存在であり、無償の愛情を与え続ける。
だから、彼らは決して親ではない。サディストであり、殺人者である。

ゴミ箱に閉じ込め殺めるなんて、犬猫でも可哀想で出来ない行為をとっていながら、またきっと彼らは躾のつもりだったと言い訳をするだろう。
それを思うと腹が立って仕方ない。

前にもブログに書いたが、明らかな故意でない過失でなければ、基本的に人を殺めたら、命を持って償うべきだ。
殺した人数に関係なく、事件後の反省にも関係なく、自首したかどうかに関係なく、非道な行いは極刑でしか償えないと思うがおかしな考えだろうか。
もしも、私が今回のようなケースの犯罪の裁判員に選ばれたら、もちろん十分に話を聞いて上で、被告人が傷害致死で告訴されたとしても可能であれば極刑を量刑したい。

個人の権利を守ることは大事だと思うが、人の命より大事な権利なんてないはずだ。虐待の疑いがあると分かったら、もしも間違いがあっても警察が介入出来るようにして欲しい。それで命が救われるなら。
周りもそれを受け入れる考えに変える必要があるが、及び腰にならず、良い方向に変えて欲しい。


こういう心が痛む事件は、本当になくなってほしい。


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(=^・^=)kinop

2009年7月10日金曜日

ボンド ジェームズ・ボンド

暑〜い。
う〜。
そんな感じの朝だ。
それにしても蒸し暑い。

007は、『ドクター・ノー』から数えて最新作『慰めの報酬』で22作品が制作された。
原作はイアン・フレミングのスパイ小説。ルイス・ギルバートをはじめとした監督がメガホンをとったスパイ映画の王道をいくシリーズだ。


ショーン・コネリー、ジョージ・レイゼンビー、ロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアーズ・ブロスナン、ダニエル・クレイグと、6人の俳優がジェームズ・ボンドを演じてきた。
音楽はジョン・バリー。あの馴染みのあるメロディーに加えて、毎回ビッグネームが主題曲を歌うのが定番だ。シャーリー・バッシー、マット・モンロー、トム・ジョーンズ、シェリル・クロウ、ポール・マッカートニーなどなど、錚錚たる名前が並ぶ。
007の魅力は、様々な秘密兵器やボンドカー、魅力的なボンドガール、スリルとアクションはもちろんだが、一番はスパイというものへの憬れだろう。ここでいうスパイは実際に暗躍しているような工作活動ではなく、人知れず世界を危機から救うヒーローとしてのスパイであり、そのダンディさやクールさに憬れるのだ。


007はシリーズだが、それぞれの作品の関連性は薄い。だからこそ、主演俳優が変わってもどうにかなるのだろう。ショーン・コネリーのダンディさ、ロジャー・ムーアの洒落っ気、ブロスナンのスマートさとそれぞれの個性でボンドを演じていたが、それなりに上手くはまっていた。もちろん誰でも良い訳ではないが、英国俳優であるという絶対条件を除けば基準はないように思う。


個人的には、やはりショーン・コネリーのボンドが一番かっこいいと思う。『ドクター・ノー』、『ロシアから愛をこめて』、『ゴールドフィンガー』、『007は二度死ぬ』、『サンダーボール作戦』、『ダイヤモンドは永遠に』と6作品に出演した。
カジノに黒のタキシードで現れ、マティーニをシェイクじゃなくステアで頼み、敵のボスとゲームに勝ち、絶世の美女と姿を消す。水戸黄門の印籠ぐらい定番中の定番のシーンだが、これを見たくて映画を観ている人も少なからずいるだろう。
また、あるシーンではウェットスーツにボンベを背負い敵地に進入すると、ウェットスーツを脱ぎ捨てると真っ白なタキシードが現われる。どこからか真っ赤なバラを出して胸にさす。
そんな奴はおらんやろと突っ込みたくなるが、ジェームズ・ボンドでは、そうでなければ、みんながガッカリする。
荒唐無稽だが、だからこそスマートで、クールで、ダンディなジェームズ・ボンドに憬れるのだ。
いわゆるカッチョえ〜といい感覚だ。

だが、ダニエル・クレイグが演じる『カジノ・ロワイヤル』からそういう飾りの部分をなくし、秘密兵器も抑え、生身のボンドが走り回り、格闘するリアルな路線に変更された。
映画を観るまでは如何なものかと心配したが、これはこれで魅力的な映画に仕上がっていた。
この映画ならダニエル・クレイグでなければならないという説得力がある迫力があった。
テーマソングまでエンドロールまで流さないという徹底ぶりが逆に良かったのだろう。
唯一と言って良い前作からの継承は、ジュディ・デンチ演じるMI6の女ボスMである。
彼女のクールさは、今のボンドにもぴったりはまっていた。もしかすると、今後ボンド役は交代しても、Mは彼女でなければならないのかも知れない。

こうみると、007はコードネームだが、ジェームズ・ボンドも映画のコードネームであり、前作にとらわれない映画に付けられた符号のようにも感じる。


ダニエル・クレイグのシリーズは今後も楽しみだが、あの派手なアクションをいつまで続けられるのかが、少し心配だ。


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(=^・^=)kinop

2009年7月9日木曜日

涼〜チリーン


むしむし、じめじめ、朝からなんとも蒸し暑い。
傘を持って行けば良いのか、傘を使わなくて済むのかよく分からない天気の日が続いている。
まあ、梅雨だから当たり前なんだけど、鬱陶しい。

インターネットを眺めていたら、こんな傘を見つけた。
どこかのデザイナーのコンセプトみたいだが、涼しげというか触ってみたくなるデザインだ。
見るからに海を漂うクラゲのようなフォルムに青紫の斑点模様。
夏に食べる水饅頭みたいで、触るとぷにゅぷにゅしてそうだ。
目に涼しい、ユニークなデザインだ。

この時期、目に涼しいといえばどんなものがあるだろうか。

・ビールや清涼飲料水のCM
・たっぷりの水に氷を入れた器に入った素麺(出来れは青々としたもみじが少し浮かべてあれば、もっと良い)
・薄化粧の女性の浴衣姿
・眩しい青空の下にある大樹の木陰
・青々とした流氷

と、思い浮かべると、水、氷、青い色といったものが頭に現われる。
それも、単純に水や氷が良いという訳ではなく、透明のグラスが汗をかき、氷がカリンと小さく音を立てて傾くような情景だから涼しく感じる。
ビールのコマーシャルなんかかんかん照りの真夏の青空の下で真っ黒に日に焼けた男が額に粒の汗を浮かべて、汗をかいたグラスになみなみと注がれたビールを一気に飲んで、かーうまい!と言うのが定番だと思う。
コマーシャルの最後には少しだけスローモーションで、たっぷり張った水にビールの缶が投げ入れられ、商品のロゴとインパクトのあるコピーのナレーション。
これで、完璧にビールが飲みたくなる。
毎年毎年、分かっていながらこういうCMを見ては、ビールを飲んで、テレビのようにかー、うまい!と言っている。
今年の夏も多分、かー、うまい!と言うはずだ。

涼しさは実際の温度よりも、コントラストに左右される。目茶苦茶暑い場面に冷たいビールが出て来るから涼しく感じるのであって、南極でペンギンの横でビールを飲んでも心地良くは思わない。
引き立て役が必要なのだ。

考えると、スーパーヒーローもそうだし、アントニオ猪木もそうだ。
戦う相手がブッチャーやタイガー・ジェット・シンのような極悪・強敵なレスラーだからこそ強く見えるのだ。
要は、メリハリというかコントラストが大事なのだ。
暑い外を汗をかいて歩き、クーラーの効いた店に入った一瞬が涼しく、時間が経つに連れて涼しいという感覚は薄れ、快適とか違う感覚に移行する。

という訳で、今日も脱線に脱線を重ね、アントニオ猪木まで登場したが、涼しさは結構、瞬間的な感覚であって、この奇妙な傘も見た目のインパクトが涼しげに感じるのだろう。

何のこっちゃ?


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(=^・^=)kinop

2009年7月8日水曜日

新人

先週から新人君たちが、研修を終えて職場に帰ってきた。
我が職場に新入社員を迎えたのは、かなり久しぶりの出来事だ。というか私が今の職場に来てから始めての新入社員である。


世の中、不景気であり、我が社も例に漏れず、ここ数年厳しい状況が続いている。この厳しさは、まだ当分の間続きそうだが、今年度は昨年より多くの新入社員を採用した。
採用された新入社員は、即戦力になることを期待され、高専や専門学校の卒業生が多く、この1年は研修やOJTを通して仕事を覚えることになる。
我が社では、IDカードを首からぶら下げるネックストラップにいろんな色のラインがあり、その色で協力会社のSEさんか派遣社員さんか直営社員かどうかなど識別出来るようになっている。経験豊富な大きなプロジェクトのマネージャー経験のある人なら赤とかスキルレベルもある程度分かるようになっている。
で、新人君たちは何色かといえば、薄いグリーン。要するに若葉色の初心者マークだ。こんなことを言うと怒られそうだが、新人が若葉色なら、さしずめ先ほどの赤いストラップは、もみじマークの取扱い注意かも知れない。

私は毎年毎年、新入社員を職場に入れてほしいとお願いしていたが、人を一人増やすためには、養えるだけの体力も必要で育成するための作業も多く、そう簡単な話ではない。
ある意味、子育てと同じ様なところがあり、あと一人子供がほしいが、甲斐性がなければ難しい。新入社員を迎えるのも同じだ。
とはいえ、新入社員が入らない状態が続くと、新陳代謝しない訳だから、職場は老化が進む。会議になると鼻メガネかメガネを外してしかめっ面で資料に目を通す姿が目につく。
そのうち、A4版の資料では誰も見えないからA3版にしないといけないかも知れない。

我が職場に配属された新人君は2名。二人とも男で息子とほぼ同い年。昔、同じ様なことを言われたなと思いながらも、つい「お前が生まれた頃には、もう働いていた」とか、「息子と同い年だ」とか言ってしまう。
言ってから自分のオヤジぶりが嫌になるが、大目にみてほしい。

今は、新人は二人とも一生懸命に仕事を覚えようと謙虚に先輩の話に耳を傾け、自分なりに色々考えて研修成果のレポートをまとめている。このレポートは会社全体の新入社員を集めて発表会をするための物だ。持ち時間10分で説明するとのことで、プレゼンテーションの練習も兼ねている。
やはり、これも子育てと同様、久しぶりの新人なので、職場全体をあげて資料の書き方、話し方を皆であれやこれやとアドバイスしている。
私が思うに、新人なんだから格好つける必要はない。今は、とにかく一生懸命に、積極的に、能動的に、前向きに取組むことが大事で、色々経験して失敗して、いろんなことに気付き、考える力をつけることが大事である。
要領よくやるよりも、試行錯誤する方が身につくし、経験を積むことが将来の財産になるはずだ。
だからこそ、今彼らに大事なことは、白けず熱く前向きなことだ。

彼らとは、まだ一度飲みに行っただけなので、どんなやつだとは、まだ言えないが、頑張ってほしいものだ。

どうもこういう話になると熱くなってしまう。
今日のモブログもちょい長文になってしまった。

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(=^・^=)kinop

2009年7月7日火曜日

あらためてALWAYS

この週末は、月曜日が代休だったため三連休であった。
だからといって取り立てて何かした訳ではない。
まあ、DVDで映画を見たぐらいだ。
新作を1本、あとは昔見た映画ばかりだ。
新作は、24でお馴染みのキーファー・サザーランド主演のサスペンス・ホラー『ミラー』だ。
名前のとおり、鏡がキーになっている。かなりショッキングな映像が多いから、気の弱い人にはお勧め出来ない。
何となく借りてきたが、それなりに楽しめた。

血なまぐさい映画を見たかろ、口直しではないが、あらためて『ALWAYS三丁目の夕日』を1作目と2作目の両方を観た。
やはり、何度観ても良い映画だ。
私の子供時代は年齢的には、もうちょい後になるし、育ったのは大阪市内だから、映画の舞台とは違うが、映画から感じるあの頃の空気は本当に懐かしく思う。
小さな冷蔵庫、ハンドルでしぼる洗濯機、銭湯で飲んだ牛乳、などなど私も知っているというか体験したものが映画にあふれている。
夏になると半ズボンにランニングシャツで友達と野原を走り回った。
あの頃は、大阪市内にも空き地が結構あったし、今のようにテレビゲームなんてなかったから、雨でも降らない限り外で遊んだ。
映画では、クリスマスに万年筆を貰って大喜びするシーンがあり、観ていて顔が綻んでしまうが、私の場合は、回転式の銀色のシャープペンシルだった。
今のようなノック式はまだ珍しかった。シャープペンシルなんて持っていること自体が珍しく、筆箱の中には鉛筆と消しゴムが当たり前だった。
スラッとした銀色のシャープペンシルはクリップの部分は金色だったと思う。大人っぽいデザインが自慢だった。
あのシャープペンシル、どこにいったんだろう。

今は物があふれ、時代も生活も複雑になった。便利になったかも知れないが、多くの不便さも背負い込んでいるように思う。
休みには休み、夜は寝るのが当たり前だったが、年中無休に24時間営業は当たり前、お金を持ち歩かなくても買い物も出来る。
そんな便利な物は何もなかったが、本当に楽しかった。
お母さんにくっついて行った市場、夕暮れの銭湯と帰り道に家族で食べたお好み焼き、公園でみんなとした缶けり。楽しく鮮やかな色をした思い出がたくさんある。
そういう願っても戻らない懐かしい日をこの映画が見せてくれる。
本当に何が幸せなのか、考え直させてくれる映画だ。

たまに観ては、そんなことを思い出す。
良い映画だ。


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(=^・^=)kinop

2009年7月3日金曜日

SMELLIT?






子供の頃に鉄腕アトムを見て、未来を夢見た。
宙に浮き疾走する自動車。
腕時計型のテレビ電話。
透明のチューブの中を走る超特急列車。
などなど、かっこいいなあ、あんな物があれば良いなあ、と思ったものだ。
思い描いた姿とは少し違うが、多くの物が実現化されている。


通信・映像の世界でも著しい進歩を遂げている。
有線の固定網中心だった通信網も携帯電話の普及によるモバイル化や光通信による大容量・高速化が凄い勢いで進んでいる。
テレビもカラーから音声多重、衛星放送、デジタル化、ハイビジョンと進歩し続けている。

こういった技術の進歩には、コンピューターの進歩が大きく関係している。
私が会社に入った時に扱った大型コンピューターが搭載するメモリーは256KBや512KBだった。今でいうハードディスクにあたるディスクパック装置の1スピンドルあたりの容量は29MBだった。少し古いタイプのメインフレームだったが、数百平米のフロアに設置された物であった。
当時は大きなディスクでも100MB程度だった。
それが今やパソコンでもメモリーは1GBが当たり前。ハードディスクも100GBなんて珍しくもない。
数倍どころではなく、数百倍単位の進歩だ。

という訳で、技術の進歩は止ることなく向上しているが、子供の頃に見た未来を感じる機械をネットで見掛けたので紹介したい。まだ、コンセプトの段階なので、世の中に出回るかどうかは分からないが、映像に合わせた匂いを発生させる装置だ。要するに匂いの出るテレビである。

どういう仕掛けかというと、装置の中にいろいろな香りのジェルが入った118個のカートリッジが収められており、DVDの映像に合わせて綺麗されている匂いの情報をトリガーに香りを漂わせるということらしい。
写真のようにピザが映ればピザの香りを漂わせ、花が映れば花の香りを漂わせるといった装置なのだ。
このシステムはDTSならぬDSTと呼ばれている。Digital Smell Technologyの略称である。
このシステムを使えば更に臨場感を感じることが出来るということだが、心地良い香りなら良いが、ドリアンのような匂いのきつそうな映像が画面に映ったら気をつけないといけない。

普及するかどうかは分からないが、今まで目と耳で伝えていた映像の世界に臭覚も加わることは革新的なことである。
例えばコマーシャルに使えば、効果的なPRが出来るだろう。お腹がすいてくる夕方頃に美味しそうな料理の映像に良い香りが漂ってくれば、匂いにつられてその店に出掛けるだろう。
あったら面白そうな装置だ。

早くパナソニックかソニーか発売しないかなあ。


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(=^・^=)kinop

2009年7月1日水曜日

夢のシュルポン・アンブレラ

最近、明日は100%雨と予報が出るが、翌朝は晴れ。
少しずれて雨が降り出す。
持って来た大きな傘が邪魔になるが、お天気なんてそんなものと諦めているが、梅雨は本当に鬱陶しい。
早く梅雨開けになってほしい。

昨日、会社で傘について話をしたのだが、ワンタッチで開く傘はあるが、ワンタッチでシュルシュルっと折り畳んでくれる傘があれば便利だということを話した。 折り畳み傘はコンパクトで、鞄の中に入れて持ち運べて、不意の雨に遭った時には役立つが、コンパクトにするため、傘の骨が中折れになっていて、傘を畳む時は必ずコンパクトな状態にしなければならない。 傘がまだビチャビチャの状態で畳まなければならず、あまり気持ちの良いものじゃないし、見た目にもスマートじゃない。
では、大きな傘はといえば、雨が降っていない時は邪魔になるし、晴れると忘れることも多い。
どちらも一長一短があり、理想的な傘はまだ存在しない。

先日、凄い風速にも耐えられる傘というのをテレビで紹介していたが、風速数十メートルの雨を浴びながら、レポーターが「傘はまだ壊れません」と言っていたのを聞いて笑ってしまった。 傘が壊れないのは確かに凄いが、びしょ濡れだし、そんな風速の雨の日に外を歩くことが、人生に何度あるのかと考えると何が素晴らしいのかさっぱり分からなかった。

で、ああいうのはどうだ、こういうのが良いんじゃないかと雑談したが中々現実的な案はなく、笑える案しか出なかった。
例えば、全身に撥水スプレーをふれば良いんじゃないかという案があった。雨を弾くスプレーを全身にふれば、どんな雨が降っても大丈夫だということだが、幾つかの問題が残る。 まず、頭はどうするかということだ。この案は服は守れるが、肝心な人間のことは考慮されていないという致命的な問題がある。
そこで出た修正案というか補強案が、顔には車のフロントガラスに塗る撥水剤を塗れば良いんじゃないかという案だ。 有害か無害かという話は置いたとしても、やはり問題が幾つかある。 撥水剤を使われた人はご存じだと思うが、撥水効果を実感するためには、時速60kmを超えるスピードで歩かなければならない。 また、頭には塗れないからヘルメットが必要だし、目にもやはり塗れないからゴーグルも必要だ。
全身に撥水スプレーをふり、頭にヘルメット、顔に撥水剤を塗り、ゴーグルをはめて、時速60kmの猛スピードで疾走する。 そこまでして外出したくないし、スーパーマンでもなければ不可能だ。

やはり特別なことをせずに効果を発揮出来る案でないと実現性がない。
という訳で、やはりシュルシュル一発折り畳み傘が発明されれば、素晴らしいという話になった。

何のこっちゃと思われるかも知れないが、鬱陶しい梅雨をネタに少しだけ楽しんだ他愛もない雑談だ。

発明は日常の不便さから生まれるものだ。と、誰かが言っていたように思う。
夢のシュルポン・アンブレラ。誰か発明してくれないものか。


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(=^・^=)kinop