奄美大島、トカラ諸島から種子島の南端にかけて皆既日食が観れる。東京でも食度0.75の部分日食なので広範囲で欠け方の大きな日食が観測できる。
次に日本で皆既日食が観れるのは26年後だということで、今回のように6分程度という長い時間観測できる日食は123年後まで待たないといけない。だから、今回の日食は今世紀最長の日食なんだそうだ。
日食は、太陽の手前を月が横切る際に太陽が月に隠れ光が遮られ辺りが暗くなる現象であり、太陽の中心を横切るように見えることを皆既日食と言い、中心をそれると部分日食と言う。
皆既は、皆尽きるという意味だ。
皆既日食は、徐々に月が太陽を覆い始め、やがてぴったり太陽と重なり、また徐々に離れていく。地球から見た月の直径は時により異なるため、見た目の直径が太陽より月が小さい場合は金環食と言い、金の光の輪が観れる。
今は文明も発達し、理屈も分かっているから、すごいことではあるが、驚いたり怖がったりはしないが、大昔の人はさぞかし驚いたことだろう。
凶兆として良くないことが起こらないかと心配もしただろう。
1982年に惑星直列という太陽系の惑星が一列に並ぶという現象もあったが、実感もなく終わった。惑星直列も厳密に言うと一直線にきっちり並ぶ訳ではなくない、太陽から見て90度の範囲に並ぶことを言うそうだ。
偶然に惑星が一列に並ぶだけで意味がないように思うが、天体調査の面では大きなメリットがあるようだ。太陽系の中心から遠く離れた木星・土星・天王星・海王星を連続的に探査するのに理想的だったため、ボイジャーは1977年に打ち上げられ、惑星の撮影に成功したそうだ。
周期的な天体の移動が生む偶然の出来事と言ってしまえばそれまでだが、普段はちまちました俗事に追われているんだから、たまには壮大な宇宙に生きていることを実感するのも良いだろう。
生憎の空模様だが、辺りが薄暗くなるのが楽しみだ。
∧-∧
(=^・^=)kinop
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