
今日は雨。冷たい雨。
1日中 雨降りなんだろうか。
昔、百恵ちゃんは、雨の日が好きと言っていたが、今も好きなんだろうか。
雨というと、♪あめあめ ふれふれ 母さんが じゃのめでおむかえうれしいな〜 の童謡を思い出す。モノクロの景色の中に赤や黄色の小さな傘をさした子供が長靴を履いて、水たまりをばしゃばしゃ跳ねている情景が目に浮かぶ。
シェルブールの雨傘というフランス映画があった。カトリーヌ・ドヌーブ主演のラブ・ストーリーで、全編セリフが全て歌になっていた。
映画の冒頭、暗く雨降りのシェルブールの港が映し出される。カメラは雨に濡れる石畳の道を真上から捉える。
赤や青、黄色や水色の傘をさす人達が行き交う。カップルであったり、子供達であったり、いろんな人達が色々の傘をさして歩いて行く光景が、暗い風景とのコントラストになって鮮やかな映像だった。
何ともロマチックなオープニングの映画だった。本編も素晴らしいが、私はこのオープニングが一番好きなシーンだ。
晴れた1日よりも薄暗い雨降りの1日の方が命ある物は輝いて見える。
雨に濡れる木樹の緑。花びらをつたう雨粒。色彩のない世界に生きている物は、鮮やかな色を放っている。
うーん、雨降りは物思いに耽ってしまうなあ。
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