2010年2月23日火曜日

IMDb

IMDb

映画好きのための iPhone/iPodTouch app が提供された。
知る人ぞ知る IMDb の日本語版appである。

IMDbとは、Internet Movie Database のことで、映画に関するありとあらゆる情報が照会できるサイトである。1998年からはAmazon.comによって提供されている。
日本未公開の作品はもちろん、TV作品や声だけの出演、脚本家として参加した作品、詳細なスタッフから役名、外部リンク、トレイラーなどなどありとあらゆる情報がてんこ盛りだ。
無料でユーザ登録すると自分だけの映画のリストを作ることも出来る。
まあ、一度試しにどんなサイトが覗いてみて欲しい。

IMDb の日本語版appでは、映画の検索から俳優・女優の作品、人気映画の一覧などなどの参照が可能だ。説明は日本語であるが行きつく先は英語だというのを理解して見て欲しい。
ただ、日本人向けに努力されているようで、スターウォーズもSUTA WOZUなんて書かれていて、返って何の映画か分からないところもある。

無料なので一度ダウンロードしてみては。


シャルウイダンス


昨日今日と研修を受講している。提案力・訴求力の研修だ。来月にはプレゼンテーションの研修もあり、研修漬けの日が続きそうだ。
研修場所は、大阪の梅田と天満の中間からやや天満よりの扇町公園の横にある研修施設だ。その施設は、独自の研修を企画する訳ではなく、研修場所の提供だけをしている。
落ち着いた雰囲気で洗練されたシックな感じのフロア。向こうが透けて見えるガラス棚には、何の本か分からないが、洋書が並んでいて、木製のパズルなども同じように並んでいる。上手く言えないが、こ洒落ているのだ。

研修はケーススタディというか、ある例をお題に如何に良い提案が出来るか色んな手法でグループでブラシュアップする形式だ。一日中拘束されるのは苦手だが、様々な知識を得られる有意義な研修である。

研修はその施設の3Fで行われていて、道路側に面したところから向かい側にある建物が見える。
昼休みに外を眺めていたら、向かいのビルの2階で人が左右に動いたり、手を上げたりしているのが見えた。よーく見ると、どうやらダンス教室のようだ。ソーシャルダンスいわゆる社交ダンスである。
こんなところにダンス教室があるんだ、とぼーっと観ていたが、はたとあることを思い付いた。
最近の研修は、個々人の意識改革を高め、会社変革を進めるのが目的だ。今回受講している研修もその一貫だが、内容自体については極めてオーソドックスである。
学ぶべきことは多いが、変革というキーワードに直接は関係ない。意識を変えるんだったら、普段したことがない事を体験するというのも良いように思える。大工さんだったら大工さんの世界の知恵や工夫があるだろうし、八百屋さんも仕入れのコツや良い野菜の見分け方があるだろう。業種や場所によって色々と参考に出来ることが数多くあるはずだ。
意識を変えるんだったら、そういう経験のないことに取り組むのも良いんじゃないだろうか。
そこで、ソーシャルダンスなんんて良いんじゃないだろうか。基本があり、華麗なステップを踏むための理論もあるだろうし、パートナーとの関係も大事にしなければならない。音楽をはじめ芸術の世界も極めて論理的な考え方が必要だと思う。理屈もなく良い絵は書けないし、華麗なダンスも披露出来ないはずだ。

という訳で、来年度の研修計画にソーシャルダンスを組み込むのはどうだろうか。IT関係や仕事に関係した研修も大事だけど、全然関係のないものから学ぶというのも、何かが得られるように思う。

例えば、自分のタイミングと相手のタイミングを合わすためには何に気を配るべきなのかとか、何にポイントをおくのかなど、それなりに学ぶことも多いような気がする。
とは言っても、本当にそいう研修されても困るだろうなあ。


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2010年2月22日月曜日

222



今日は何の日?
今日は猫の日だそうだ。
なんで2月22日が猫の日なのかというと、ニャンニャンニャンだからである。

ネットで検索すると、ペット用品を扱っているショップは皆大売出しのセールを行っている。
考えてみれば、毎日毎日が何かの日になっている。
それで何らかの購買が生まれるのだから、良いことだと思う。バレンタインなんて、その代表格である。おまけのホワイトデイまですっかり定着してしまった。節分の恵方巻、土用の丑の日などなど何か理由を上手くつけて、楽しむのは結構なことだと思う。
うちの近所のパチンコ屋さんは、7のつく日はお客様感謝デイだが、出玉がとりわけよくなる事もないようだ。

購買に結びついて景気が良くなるんなら、1年365日にピッタリ合った何とかの日を決めて、バレンタインなみに上手く物が売れるようにするアイデアはない物だろうか。
ネットで思い付いたキーワードで検索してみたら、ちゃんとそういう日がある。トマトの日は10月10日、きのこの日は10月15日で、何かよく分からないが蛙の日が6月6日らしい。
因みに犬の日は、11月1日でワンワンワンの日だそうだ。



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2010年2月18日木曜日

若い人

本社の新人さんが、関連企業の見学のため、関西にやってきた。
近頃ではこういう表現はセクハラに当たるとかの理由でだめなのかも知れないが、笑顔の可愛い女の子だ。
部長に頼んでうちの新人と交換出来ないかと聞いたが、それはどうも無理らしいので、本当に残念だ。

昨晩は、彼女と同期の新人の企画で歓迎の飲み会を行った。
出席メンバーは超ベテランから新人まで。年齢でいうと、上下30歳の違いのあるメンバーが集まった。
「仕事とは!」なんて堅い話もあり、おちゃらけた話もあり、何やかんやとワイワイ騒いで楽しく飲んだ。
飲み会もまたコミュニケーションという重要な教育の場でもあるのだ。

我が職場の新人2人は、入社してもうすぐ1年。もうすぐ若葉マークの外れる頃。
まだまだ一人前とはいかないが、この1年間でいろんな事を学んで、それなりに成長している。
設計書の書き方、プログラムのコーディング、試験の方法、スケジュールに沿った仕事の進め方、文章の書き方、話し方などなど、テクニカルなものもあれば、マナーや人間関係についてのこともあり、幅広い内容を学んでいる。
本社の彼女も九州まで行って、うちの新人のように設計から試験までの工程を学んできた。
皆、この春が来ると1年生から2年生になる訳だが、次は1年間に学んできたことを振り返る時期だと思う。上手く出来なかったり、思い通りにいかなかったのは何故か、と振り返る事がとても大事なのだ。
新人にはいつも言っているが、要領良く仕事をするなということだ。
要領良く仕事をすれば、早く次に進めるし、先輩に説教されることもない。だけど、1つの事に掛ける時間は短くなり、深くその事を考えることもないはずだ。
それよりも、どん臭くても構わないから何度も何度も失敗をすることで色々思い悩む方が、いろんなものが残るはずだ。
1年生は要領よりも真面目さが一番大事だと思う。真摯な姿勢が何よりも大事なのだ。

分かってんだろうかなあ、うちの新人?

ちょっとおっさん臭い事を書いたが、若いやつが職場にいるのは良いことだ。
手間は掛かるが、活気があって良いものである。

あー、俺もあのぐらいの歳に戻りたいなあ。

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2010年2月17日水曜日

1枚のリトグラフ



写真のリトグラフは、はりたつおさんの作品だ。
リトグラフにはこう書かれている。

The most important thing in my life?
World peace.
My family.
Your smile.

若くして亡くなったシンガーソングライターのお兄さんが残した詩を題材にいくつもの作品を作られている。
はりさんの作品はどれも温かくカラフルな色彩にあふれていて、優しさを感じるものばかりだ。
私も1枚だけ嫁さんの誕生日にプレゼントした。詩の内容と優しい絵にとても喜んでくれた。

わたしの人生で最も大事なものは?
世界の平和
わたしの家族
君の笑顔

この前、「切ない」という事についてブログしたが、このリトグラフを観た時にも、心の中にストレートに伝わってくる物があった。
短い言葉とギターを持った笑顔の少年。
うまく言葉では言えないが、内から温かくなってくる感覚だ。
最後の「君」は誰だろうか。わたしにとっては1人だけじゃない。
嫁さん、息子、仲間、友人、... その1人1人が「君」なのだ。
絵は素敵なものである。
嫌な事があって、心が傷ついて、何のために生きてるんだろうか、なんて思った時、この絵と言葉を目にすると、いやいや人生は捨てた物じゃないと少し思えてくる。



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2010年2月16日火曜日

悲しい、哀しい、愛しい


音楽を聴いて、切なくて胸が苦しくなったり、何か胸の内側からこみ上げる物が抑えられなかったりしたことはないだろうか。
映画を観て、目の奥が熱くて涙が止まらなくなったり、その世界に憧れ登場人物の1人になりたくなったことはないだろうか。
本を読んで、言葉の美しさに驚いたり、想像の世界に身をおいたことはないだろうか。

私の場合は、すべて Yes だ。
感化されやすいのか、単純なのか知らないが、何処に隙間があるのか知れないが、胸の奥の深い場所にすーっと入ってくる物がある。
それを遮るものは何もないし、いつも突然だ。テレビを観ている時。1枚の絵を観た瞬間。見たことのない風景を目にした時。乱暴に心の中に入ってくる。

心の中に入ってくる物は、良い物ばかりじゃない。哀しいこともやはり突然だ。
痛ましい事件を知った時。大切な人がこの世に別れを告げた時。大好きな選手が引退した時。やはり、心が苦しくて遣り切れない思いに潰されそうになる。

切ないと哀しいは、とても近い感情だ。どちらも心が苦しくてどうしようもないし、いつも突然である。
英語でも切ないも哀しいも哀しい sad だ。辞書を引いても、それが正しいと感じる。
「かなしい」を漢字で書くと、普通は「悲しい」か「哀しい」と書くが、「愛しい」とも書けるそうだ。

かなし・い 03【悲しい・▽哀しい・▽愛しい】
(形)文シク かな・し

心が痛んで泣きたくなるような気持ちだ。つらく切ない。《悲・哀》「母に死なれて—・い」「誠意が通じなくて—・い」

(古くは「愛し」と書かれた)
①身にしみていとしい。切ないほどにかわいい。《愛》「何そこの児このここだ—・しき/万葉集3373」
②心にしみるような趣だ。深い感興を感ずる。「みちのくはいづくはあれど塩釜の浦こぐ舟の綱手—・しも/古今東歌」
③見事だ。感心するほど立派だ。「—・しくせられたりとて,見あさみけるとなん/著聞17」
④残念だ。くやしい。「物もおぼえぬくさり女に—・しう言はれたる/宇治拾遺7」
⑤貧苦がつらい。「ひとりあるせがれを行く末の楽しみに,—・しき年をふりしに/浮世草子・永代蔵1」
〔切なさにつけ愛いとしさにつけ,感情が痛切に迫って心が強く打たれるさまを表す意が原義〕
派生━ げ(形動)・━ さ(名)・━ み(名)

大辞林 第三版

ふーん、納得。

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2010年2月15日月曜日

雨降り



今日は雨。冷たい雨。
1日中 雨降りなんだろうか。
昔、百恵ちゃんは、雨の日が好きと言っていたが、今も好きなんだろうか。
雨というと、♪あめあめ ふれふれ 母さんが じゃのめでおむかえうれしいな〜 の童謡を思い出す。モノクロの景色の中に赤や黄色の小さな傘をさした子供が長靴を履いて、水たまりをばしゃばしゃ跳ねている情景が目に浮かぶ。

シェルブールの雨傘というフランス映画があった。カトリーヌ・ドヌーブ主演のラブ・ストーリーで、全編セリフが全て歌になっていた。
映画の冒頭、暗く雨降りのシェルブールの港が映し出される。カメラは雨に濡れる石畳の道を真上から捉える。
赤や青、黄色や水色の傘をさす人達が行き交う。カップルであったり、子供達であったり、いろんな人達が色々の傘をさして歩いて行く光景が、暗い風景とのコントラストになって鮮やかな映像だった。
何ともロマチックなオープニングの映画だった。本編も素晴らしいが、私はこのオープニングが一番好きなシーンだ。

晴れた1日よりも薄暗い雨降りの1日の方が命ある物は輝いて見える。
雨に濡れる木樹の緑。花びらをつたう雨粒。色彩のない世界に生きている物は、鮮やかな色を放っている。

うーん、雨降りは物思いに耽ってしまうなあ。
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2010年2月10日水曜日

あと1年



つい最近、49歳になった。
ブログのタイトルどおり、もう後1年で50の大台になる。
今は宇宙戦艦ヤマトのように、「50の大台まであと352日」とたまに頭の中でテロップが表示されている。

若い頃は、50と聞くとえらいおっさんだったが、いざ自分がそうなっても実感がないというか、30歳ぐらいからあまり変わっていないように思う。いろんな経験をしてきた事は知識になったり、考え方に影響しているが、ベースの部分は変わっていないように思う。
多分、60歳になった時も同じように思うだろう。

2年前に死に掛けるほどの大きな病気になって、会社を4ヵ月ほど休み、大きな手術をした。
それまでは、大きな病気をすると考え方が変わるとよく聞いたが、考え方に影響はしたが変わる事はなかった。今でこそ言えるが、死ぬこと自体も恐怖はあまりなかった。多分、いくらしんどくても実感がなかったからだと思う。
それで良いのか?という意見もあるだろうが、実感がないものはどうしようもない。三つ子の魂なんとかというが、本当にそのとおりだ。
考え方というのは変わる訳ではなく、増えたり微調整されたりするもので、根っこのところは変わらない。誤解があるといけないが、犯罪を犯した人が更正できないと言っているのではない。善悪ではなく、ものの見方や行動する時の考え方の基本は変わらないと言っているだけだ。
私の場合は、人間がちっちゃくて嫌になることはたまにあるが、このままで良いと思っている。ちっちゃいところも含めて変えてしまうと自分ではなくなるように思うからだ。

考え方を変えろ変えろとよく言われるが、仕事や世の中の動きに対する見方であって、自分自身の信条・信念ではない。仕事では臨機応変に対応すれば良いが、ベースの部分は無理矢理変える必要はない。悪いことは反省し、何が間違っていたのか振り返るべきだが、信条・信念は変える必要はない。

これからも何やらかにやらあるだろうが、60歳になっても相変わらずおちゃらけているんだろうなあと思うと、それもまた楽しくて良いかなと49歳になって思った。

うーん、何のこっちゃ。

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2010年2月8日月曜日

にゃりあがり



【我が家のTORAもついにニューヨーク タイムズスクエアに進出!】

日本 京都府南部で人気のトラ猫である木下さんちのTORAが、愛嬌のある仕草とワイルドさでブロードウェイに進出した。
TORAは、度々飼い主の木下さんを背後からそっと近づいては、いきなり背中を噛んで逃げるなど、その意外性も人気の理由かもしれない。




【TORAの海外進出を伝える新聞各紙】

捨て猫で木下さんちに拾われた生い立ちなど、新聞各紙は競っていま話題のTORAについて報じている。




【メディアのTORA報道の過熱ピークに】

新聞各紙だけにとどまらず各種人気雑誌もTORAの活躍ぶりやエピソードを特集記事で紹介するなど、メディアのTORAフィーバー振りは暫く収まりそうにない気配だ。





【猫界でもTORAに続けと、TORAの生い立ちを綴ったエッセイ『にゃりあがり』が大ヒット】

猫界でも大人気のTORAに続けと、捨て猫からトップスターにのぼり上がったTORAの半生を綴った『にゃりあがり』が100万部を超える大ヒット。




【TORA 英国で記念切手に】

英国でも大人気のTORA。日本猫で初めて切手の肖像として描かれることが決定した。エリザベス女王も大ファンという英国のTORA人気は暫く続く気配だ。





【高級宝飾品ブランド ニャルメス銀座店の店頭にTORA登場!】

超高級海外宝飾ブランドである ニャルメスの東京・銀座店の店頭にTORAの超特大フォトパネルが並べられた。最近の不況の影響でニャルメスの売上も昨年から20%も落ち込んでおり、この状況に歯止めをかけるため、超人気のTORAをブランド・イメージに採用した。
近々、テレビCMにもTORAを登場させる計画があるという。





我が家のTORAの活躍ぶりを伝える記事に掲載した写真だが、PhotoFuniaというiPhone/iPodTouch用のappで合成した写真だ。操作は至って簡単。合成するパターンを選び、素材となる写真を選ぶだけ。人の顔写真ならボディビルダーの顔と置き換えたりもできる。
今は無料になっているので、暇つぶしに遊んでみてほしい。

という訳では今日はTORAの活躍をブログしてみた。


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2010年2月4日木曜日

鬼は外 福は内



今日は立春。
昨日の2月3日は節分だった。
節分は、各季節の始まりの日である立春、立夏、立秋、立冬の前日。「季節を分ける」という意味からついた名前だ。

節分には、豆まきが有名だが、恵方を向いて、巻き寿司を丸かぶりするというのも最近の定番だ。元々は関西だけでやっていたが、最近では関東の方でも定着している。関西で流行り出したのもそんなに古い話ではなく、昭和50年代に海苔の販売をしている団体が販売促進のために栃木か群馬の風習をうまく流行らせたそうだ。さすが、商魂逞しい大阪人のやりそうなことだ。

今年の恵方は西南西だが、恵方には何があるかご存知だろうか。恵方には歳徳神(としとくじん)という神様がおられるそうだ。歳徳神は方位神の一つで、その年の福徳を司る吉神さんなのだ。年徳、歳神、正月さまなどとも言うそうだ。因みに歳徳神はとても美人の神様だそうだ。

で、肝心の巻き鮨の丸かぶりは、黙って一本食べないといけないそうだが、とてもじゃないが、大きすぎて無理である。1本食べるには結構な時間を黙っていないといけない。だから、我が家では、とりあえず一口だけは黙って食べるようにしている。
小さい子供がいれば豆まきもするが、鬼の面をかぶって喜ぶような歳の子供もいないので豆まきはしなかったが、鬼は外、福は内と行きたいものだ。

これから段々温かくなって、早く本当の春になってほしいなあ。でも、今日の最低気温は零度近辺。ビールも冷え過ぎとなる気温。まだ春遠しという感じだ。あー、春よ来い!

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2010年2月3日水曜日

呟くと囁く


呟く(つぶやく)と囁く(ささやく)。どちらも似た感じの小声での喋り方を表す言葉だが、大きな違いは独り言かそうでないかだ。
「囁く」の口に耳が三つは、いかにも小声で喋るのをみんなが耳を寄せ合って聞いている感じがする。「呟く」は語源は知らないが、日本での用法だそうだ。

つぶ や・く 3【▼呟く】
(動カ五)
小声でひとりごとを言う。「不満げに—・く」

ささ や・く 30【▼囁く・〈私語〉く】
(動カ五)
〔「ささ」は擬声語〕
①小声で言う。声をひそめて言う。「耳元で—・く」「愛を—・く」
②うわさをする。「あちこちで議長辞任が—・かれている」
可能ささやける

大辞林 第三版

因みに去年の暮れから始めたtwitterは、「囁く」なんだろうか、「呟く」なんだろうか。
私が朝 駅に行って寒い寒いとぼやくのは「呟く」だと思うが、噂話している時は「囁く」だろうなあ。
例文にもあるが、「愛を囁く」というのもよく聞く言葉だが、よくよく漢字を見ると耳が多すぎると思う。愛を囁くならば耳は1個で良いじゃなかろうか。タイガー・ウッズなら逆に耳がかなり足りないかもしれない。

因みに、「囁く」はwhisper、「呟く」はmutter。twitterは「囀る(さえずる)」。

「うーん、寒い」と呟きたくなる1日だ。


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2010年2月2日火曜日

懐メロ


最近聞かなくなった言葉だが、昔懐かしい流行歌のことを「懐メロ」と言って、以前は懐メロ特集だとかの番組があったものだ。その事自体が昔々の出来事になり、懐メロって言葉は死語になっている。昔、懐メロというと、東海林太郎とか春日八郎、ディック峰なんて方達が出て来たものだ。若い人からすればタイガースやスパイダース以上に知らない大昔の人だ。下手をすると歴史上の人物と勘違いしてしまうかもしれない。今や歌謡曲ですら死語なのかもしれない。

私のような50歳直前の年代の人間はやはり70年代〜80年代に流行った曲が懐メロになるだろう。年齢的には10歳〜30歳までの若い頃に聞いた曲だ。ボーダーはハッキリしないから多少前後はするが、そんな感じだと思う。

思い出すと子供の頃に印象に残っているのは、何と言ってもキングトーンズが歌った『グッド・ナイト・ベイビー』だ。1968年の曲だ。タイトルと違い歌では「グンナイ グンナイ ベイビー」と歌っていた。このフレーズと独特の歌い方が耳に残り、私だけでなく当時のお子ちゃまの間では結構人気があったと思う。歌詞はこんな感じだ。

♪きっといつかは 君のパパも
わかってくれる ふたりの愛を
うしろを向いた ふるえる肩を
抱いてあげよう だから
グンナイ・グンナイ・ベイビー
涙こらえて 今夜はこのまま
おやすみ グンナイ
グンナイ・グンナイ・ベイビー
涙こらえて 楽しいあしたを
夢見て グンナイ

曲の冒頭。「きっといつかは」の最後の「は」と「君のパパも」の「もぉ」の独特の歌い方が何とも良い感じなのだ。この曲を知っている人にはきっと分かる筈だ。

70年代のアイドルというと百恵ちゃんを始め錚々たる人達がいるが、私の場合は何と言っても南沙織さんだ。現在の篠山紀信さんの奥さんだ。沖縄出身のアイドルである。褐色の肌に黒い髪と大きな瞳。ハーフにも見えるエキゾチックな顔立ち。清楚で可愛く美しく、歌も上手で三拍子も四拍子も揃ったアイドルだった。愛称のシンシアで呼ばれることもあり、多くの人はハーフと勘違いしたと思うが、両親とも日本の方で、再婚後のお父さんがフィリピンの方だそうだ。
17才、傷つく世代などなど、1971年にデビューし、1978年にアイドルを引退するまで、70年代を通してみんなに愛されたアイドルだ。

中学から高校の頃に好きだったのはチューリップ。心の旅や虹とスニーカーの頃などなど素晴らしい曲がたくさんあり、どの曲も大好きだが、アルバム『心の旅』に入っていたと思うが、『僕のお嫁さん』という曲がその中でも大好きな曲だ。こういうお嫁さんと結婚すると、毎日が明るく暮らしていけて幸せだろうな、と感じる温かな曲で、当時の空気感も曲に溢れている素敵な曲だ。この曲のズンチャ ズンチャのメロディを聴くと凄く懐かしく感じる。

♪君にかけよう僕の夢を
今まで大事に持ってた夢だけど
今日から 僕の部屋へやってきた
僕が選んだ僕のお嫁さん

足も長いと決して言えないし
顔もそばかすで子供みたい
今までたくさん男にふられてるけど
それでも僕の心を一番わかってる

お金もないし家もないけど
毎日楽しく暮らしてゆける
それが僕の生き方なんだ
わかってくれるね

君のおやじもおふくろさんも
誰もいない君だけど
底ぬけに明るいそんなとこが
僕はとっても好きになってのさ

長いこれからの道だけど
約束しようこれだけは
きっと君を幸せにするよ
世界一強い愛で

今日も今頃買物かごに
野菜やくだものをたくさん買い込んで
どんな時 もエヘヘと笑う
それが僕の大好きなお嫁さん

お嫁さん
お嫁さん

そういえば、ぼくが作った愛の歌も良いなあ。
昔、聴いて今も好きな曲は、単に良いというだけでなく、その当時に自分が戻って、今はあまり感じることのない「切ない」気持ちを思い起こされるから素晴らしい。

また、とりとめなくつらつらと書き綴ってしまった。
うーん、良いなあ、懐メロ 万才!



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