我が家の近くの植え込みには、金木犀が植えられている。
濃い緑色の艶やかな葉で、秋になるとオレンジ色の小さな花を着ける。
花の芳香は強く、ベランダのガラス戸を開けていると家の中に香りが漂ってくる。
ちょうど今頃の時期になると、あちこちで咲くポピュラーな植物だ。
金木犀は、中国が原産で江戸時代に渡来した。
金木犀は、モクセイ科、モクセイ属、ギンモクセイの変種だそうだ。
本家は「金」ではなく、「銀」ということだ。
銀木犀という種類もあり、こちらも庭園によく植えられるポピュラーな植物である。
ただ、香りについては銀木犀より金木犀の方が強く、馴染みがあるのは金木犀だろう。
金木犀は、イチョウやヤナギと同様に雌雄異株であり、株は雌株か雄株の一方であり、日本には雄株しかないため、花が咲いても結実しない。
では、雌株は中国にあるのかとネットでググってみたが、中国でも見かけないようである。
別のページでは、金木犀自体が変種であるため、雌株が不完全だから結実できないので、香りの強い雄株だけになったようにも書かれていた。
実が実らないから、基本的には挿し木で株を増やすそうだ。
私は、秋を感じる良い香りだと思うが、人によってはトイレの芳香剤を思い出すようだ。
金木犀も咲き、ようやく秋になったと感じる今日この頃である。
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