2011年3月16日水曜日

震災について

今日、昼休みに職場で震災についての思いをメールでシェアした。
このメールに関係なく、F君の提案で年度末に頂いたPJの報奨金を義援金に使うことになり、みんな拍手で賛同。
良い職場で嬉しい限りだ。

-------- Original Message --------
Subject: 【ニュース#26】震災
Date: Wed, 16 Mar 2011 13:01:25 +0900


XXXPJの皆様

木下です。
ご苦労様です。

地震発生で、自衛隊・消防・警察をはじめ、各国からの救助隊が大規模な救助活動を展開しています。
報道では、紹介されませんが、自衛隊は、人員約70,000名(陸約40,000名、海空合計約30,000名)を配備し、更に10万人態勢にしようとしています。
海自は艦船を58隻、ヘリコプター176機、飛行機319機で任務に当たっており、3/15の16時時点で約19000人の救助をしています。
詳細は防衛省のページに掲載されています。
(http://www.mod.go.jp/j/press/news/2011/03/15a.html)

危険を顧みず、原発の冷却作業にも50人の自衛官が作業しており、3号機の爆発で4名負傷されています。その後も負傷者が増えており、まさに命がけです。
人命救助はもちろんのこと、給水、食料・支援物資の移送、炊き出しの実施、海外からの救援隊の移送と不眠不休で対応しています。
東電の方々も数々批判を浴びていますが、現地で被爆覚悟で事態収拾に全力を注いでおられるのも事実です。
本当に頭の下がる思いです。

原発の事故は重大で、気が気ではありませんが、よく解説のにある原子炉格納容器は3.8センチもの厚さの鋼鉄で作られており、簡単には破損しないようです。
マスコミの噛み砕かない行き当たりばったりの報道に疑心暗鬼にならず、冷静に対応する必要があります。

◆原子炉格納容器 (東京電力)
(げんしろかくのうようき)
原子炉圧力容器やポンプなど重要な機器をすっぽりと覆っている鋼鉄製(厚さ約3.8センチ)の容器のことです。原子炉でもし最悪の事態が起きた場合でも、原子炉から出てきた放射性物質を閉じ込める重要な働きがあります。

菅首相批判の東電への責任転嫁といわれる報道が続いていますが、不眠不休の枝野官房長官の真摯な姿勢を見ていると、与野党関係なく協力して、解決に向けて当たってほしいものです。

昨晩も東電の計画停電の記者会見で、どこかの馬鹿記者が、東京ガスに働きかけて、ガスファンヒーターの利用に切り替えてみるよう呼びかけてはどうかといった質問をしていました。
ガスファンヒーターのファンは何の力で動くのか分かっているのでしょうか?
ガスファンヒーターがなければ、買ってもらえとでも言うのでしょうか?
マスコミ取材のチンピラまがいの物言いや、何の咀嚼もしない報道を見ていると呆れてしまうばかりです。
「菅総理、東電に責任転嫁」と産経が報道していましたが、記者会見の内容や発表を噛み砕き分かり易く報道できないマスコミのヒステリーとしか思えません。
責任転嫁と書いているマスコミ自体が責任転嫁しているようにも思えます。

また、東京では原発の不安から食料品をはじめ様々な物が、買いだめの影響で不足しているようですが、関西でも電池など品薄になっています。
本当に物資を必要としている被災地の方々に物が届かない状況を見ていると、胸が痛くなります。

被災された方々の立場に立って、国難を乗り切るため、痛みもシェアすることが大事だと思います。
朝の電車が少し遅れたからといって文句を言い、食堂のメニューにケチをつけていた自分にも反省しなければなりません。

海外からの支援申し出も団体あわせ100を超えているようです。
Twitterにおいても、話題を共有するためのハッシュタグ#prayforjapan(日本のために祈る)に世界中の多くの人が支援のメッセージを送っています。
クロアチアの反政府デモ隊もデモ行進の途中に日本大使館前で黙祷をささげてくれたそうです。

栃木県の避難所にて、停電のなか最初の夜を明かしている20歳の学生によって作られたサイトが話題になっています。
国内で投稿された心に残るつぶやきや、海外から寄せられた応援メッセージを取りまとめられています。

http://prayforjapan.jp/tweet.html

枝野官房長官が寝ていないことから、#edano_neroというハッシュタグで枝野さんを多くの人が応援しており、ウォールストリートジャーナル日本版でも記事になっています。

ツイッターユーザーが枝野官房長官に「枝野寝ろ」
http://jp.wsj.com/japanrealtime/2011/03/15/%e3%83%84%e3%82%a4%e3%83%83%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%a6%e3%83%bc%e3%82%b6%e3%83%bc%e3%81%8c%e6%9e%9d%e9%87%8e%e5%ae%98%e6%88%bf%e9%95%b7%e5%ae%98%e3%81%ab%e3%80%8c%e6%9e%9d%e9%87%8e%e5%af%9d%e3%82%8d/


ちなみに枝野さんが寝ている合成画像も話題になっています。
(会社では規制の関係で見れないかと思います。)

http://twitpic.com/show/large/49m6pa

◆義援金について赤十字をはじめ様々な方法が紹介されています。
http://matome.naver.jp/odai/2129989217646489401


震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

--




- Posted using BlogPress from my iPhone

2011年2月16日水曜日

思いがけない出来事



思いがけないことが、あるものだ。
昨日、素敵なことがあったので、言いふらしたい。

通勤中はウォークマンかiPhoneで音楽を聴いている。
音だけならウォークマンが良いんだけれど、Twitterで呟いたりしながら音楽を聴くために、最近は専らiPhoneを使っている。
通勤時間は、ほぼ1時間。
毎日、何となくジャンルを決めて音楽を聴く。
今日はクラプトン、今日は80年代に流行った曲、何となく南佐織、という感じで気ままに無節操に好きな曲を聴きながら、他愛もないことも呟くわけだ。

で、昨日は80年代前半によく聞いた安部恭弘さん、鈴木雄大さん、井上鑑さん、稲垣潤一さんの4人の曲を聴いていた。この4人は、ニューウェーブ4人衆と言われ人気を博した人達だ。
4人衆というと時代を感じるが、一言で言うと、とても格好いいのだ。
当時、YOKOHAMAタイヤのCMは、この4人か寺尾聰さんの曲が使われていた。
CMでは、グループCのレーシングカーがサーキットを疾走し、デザイナーのロビン・バードがサーキットで指示を出す姿が流れる。
そのバックで恰好よく盛り上げてくれるのが、彼らの曲なのだ。
ニキ・ラウダがタイヤを軋ませながらコーナーを駆け抜けて行くシーンのバージョンなど、映像の渋さと曲のスマートさも含めて、何せ恰好良かったのだ。

安部恭弘さんの「STILL I LOVE YOU」、「ジュリエット」、「裸足のバレリーナ」。
鈴木雄大さんの「レイニー・サマー」、「Woo」、「19600000の悲しい夜と眩しい夢」、「touch」。
井上鑑さんの「Gravitation」、「レティシア」
稲垣潤一さんの「ドラマチック・レイン」、「ロング・バージョン」。

などなど、これ以外も含めて滅茶苦茶格好良かった。

この当時、私は20代前半。
恰好良い車に恰好良い音楽。
私と同世代の人なら分かってくれると思うが、若い衆はみんなYOKOHAMAタイヤのCMに見とれ、彼らの曲に酔いしれた。
恰好よくて、クリアで爽快感溢れる曲は、本当に心地よかった。
この4人のコンピレーション・アルバム「MODERN WAVE」と「MODERN WAVE 2」を1年掛けて貯めたお金で買った宝物のステレオで擦り切れるほど聴いたものだ。
このアルバムのためだけに高いメタルテープのカセットも買った。
大好きなアルバムはたくさんあったが、その中でも特に大好きなアルバムだった。

そんなことを思い出しながら、昨日は彼ら4人の曲を聴きながら、呟いていた。
私の他愛もない呟きが、神奈川で歯科衛生士をされている女性の方の目に留まった。
彼女もこの頃のAORがお好きな方のようで、ご返信をいただいた。
そこから「MODERN WAVE」の話になって、思いがけない楽しい呟きとなった。
さらに、彼女がフォローしていた鈴木雄大さんご本人に「MODERN WAVE覚えてますか?」と彼女が呟いた。
すると、ご本人が、「もちろん!」とのご返事。
思わぬ展開にちょっと驚いた。

鈴木雄大さんは、私より1つ年上の51歳。
現在もご自身でライブをされたり、多くのアーティストに楽曲を提供されている。
MISIAの「飛び方を忘れた小さな鳥」も鈴木さんの作曲だ。


鈴木さんは、近い時期に当時の曲を中心としたライブの企画があるとのこと。
京都でライブされる時は、教えて欲しい旨を呟いたら、大きな声で呟いてくれるとの返信。
あの鈴木雄大さんにフォローしていただいて、嬉しいメッセージも聞けて、感謝感激である。

大層と言われるかもしれないが、そんな出来事がとても嬉しいのだ。

いやあ、思いがけない素敵な1日だったなぁ~。

- Posted using BlogPress from my iPhone

2011年2月3日木曜日

節分





今日は節分。
立春の前日。
中国では、春節祭で年明けのお祝いをする日。
旧暦の元日に当たる日である。
今年の恵方は南南東。
丙の方角だ。
恵方には、歳徳神(としとくじん)という今年の福徳を司る神様がおられる。
この神様は女性で大層美しい女神様だそうだ。
恵方巻きは今や全国区だが、昭和50年に商魂逞しい関西人が、地方の風習をうまく使って流行らせたものだ。
鬼うち豆で災厄を祓い、福を呼び込む豆まきとセットで節分の行事となっている。

芸能人や関取が、豆まきに借り出される日でもある。
お相撲さんは、豆を撒きに行く前に、襟を正すべきと思うが、どうだろうか。

私は2月生まれで節分を過ぎると1つ歳を重ねる。
今年は50の大台を迎える。
人生でも節分を迎えるように思う。
ただし、立春ではなく立秋だ。
そもそも、節分は季節の分かれ目。
夏から秋に入る節分が立秋。
まだ、立冬とは言いたくないが、秋に入っているには違いない。
秋は収穫の時期。
四十にして惑わず、五十にして天命を知るというが、相変わらず惑いっぱなしだし、何が天命なのかもわからない。
節目に近付き、そんなことを思う。

と、戸惑っていても仕方ない。
取りあえず、嫌なことが多いが、鬼は外、福は内で良い年になって欲しいものだ。